冷えとり日和365|きれいをつくる温活ピラティス

ピラティスの専門家・上泉渉先生による話題の筋膜や筋肉、気になる姿勢の話題をお届け。

ピラティスの専門家がお届けする姿勢・筋膜・筋肉のコラム きれいをつくる温活ピラティス

きれいをつくる温活ピラティス

VOL.5筋肉と冷えの関係 Part1

女性はなぜ冷えやすい?

みなさんは普段筋肉の数を意識したことがありますか。 わたしたちの身体にはおおよそ639の筋肉があります。思っていたより多いと思われるでしょうか。大胸筋や広背筋といった大きなものから表情をつくる表情筋、指を動かす小さなものまで、骨格を動かす様々な筋肉の他に、血管や内臓などにも筋肉はあります。
筋肉はそれぞれに様々な働きを持っていますが、主な働きは「身体を支える」「動きをつくる」「熱をつくる」の3つです。
今回は「熱をつくる」という働きに注目して、冷えと筋肉の関係性についてお話をしたいと思います。

女性の方は、座りっぱなしの一日で足先などの冷えを感じることがあるでしょう。血液は水分ですので、水と同じように上の心臓から送られた後、下へ下へと流れます。一度下に落ちた血液を再び心臓へと戻す循環を助けているのが筋肉です。筋肉が伸び縮みし、収縮することによってポンプのような働きをし、血液を循環させています。そういったことからふくらはぎの筋肉などを「第二の心臓」と表現したりするほどです。筋肉の働き(収縮)が少ないとそれだけ、血液のめぐりが悪くなり冷えやすくなります。筋肉量が多いほどその働きが多くなるので冷えにくいということです。女性は男性に比べ筋肉量が少ないため、冷えやすい傾向があるのはそういった理由です。また、座りっぱなしの環境ではポンプの働きも機能しないためさらに冷えやすいということになります。

筋弛緩時 筋収縮時

冷えない体をつくろう

もともと冷えやすい傾向のある女性が冷えないために、ぜひ取り入れてほしいのが“積極的に身体を動かすこと”です。筋肉を刺激することで熱をつくり、その熱を全身にめぐらせましょう。“積極的”というのは運動の回数や強度ではありません。大切なのは頻度です。
“ながら”“ゆるく”でよいので、こまめに動かすことを心がけてください。 冷えない体をつくろう 特にポンプの役割があり、大きな筋肉の多い下半身の筋肉を動かしましょう。ふくらはぎや、もものつけねの筋肉やお尻の筋肉などを鍛えると効果的です。 デスクワークの間に、かかとの上げ下ろしをしたり、スカートをパンツスタイルにかえてももの動ける範囲を広げることもおすすめです。

PROFILE

ビーキューブ®代表 上泉 渉(かみいずみ わたる)先生ビーキューブ®
代表 上泉 渉(かみいずみ わたる)先生

STOTT PILATES®公認リードインストラクタートレーナー、柔道整復師、宝塚音楽学校非常勤講師
アジア太平洋地域で初めてリードインストラクタートレーナーに選出されて以来、日本におけるピラティスの普及と指導者養成はもちろん、各国養成担当者の指導にも従事。スポーツや舞踊のパフォーマンス向上を 目的とした教育機関での指導、リハビリテーション分野におけるピラティスの活用等、国内外問わず精力的に行っている。

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