ステキなあなたのしあわせ養生 くらしの温活術

国際薬膳学院学院長 赤堀真澄先生によるコラムです。日々のくらしに取り入れることのできる「温活術」を紹介しています。

ステキなあなたのしあわせ養生 くらしの温活術

Vol.6:女性の痛みに温活を!生理痛・腰痛・関節痛 痛みに合った薬膳

体の痛みというのは、体内の気・血・水の「流れ」が悪くなったときに起こるものと中医学では考えます。流れの悪くなる原因に、体の冷え、血液やリンパの流れの悪さ、ストレスなどがあります。もともと腰に打撲などの強い衝撃を受けたことがあったり、いつも同じ姿勢で腰に余分な力がかかったりすることも、下半身のめぐりが悪くなり痛みの原因の一つとなります。解消方法としてツボ押しやストレッチ、よく歩く、しっかりと睡眠をとるなどがあります。中医学では体の調子に合わせた食材を摂ることもとても大切に考えていますので、日々の食事にそれらの食材を取り入れることもおすすめです。

下半身や関節の冷え、女性特有の腰回りの痛みが気になる人におすすめの食材はこちら

  • 海老(えび)殻ごと食べられる桜海老はカルシウム・タウリンも豊富。
  • 羊肉(マトン・ラム)薬膳では体を温めると名高い高たんぱく食材。
  • 胡桃(くるみ)滋養強壮に優れています。スーパーフードとしても人気。
  • 刀豆(なたまめ)健康茶として話題の食材。古くは漢方薬として使われてきました。
  • ウイキョウ(フェンネル)ハーブティとしても人気。香りがよいのでストレス発散にも。
  • 杜仲茶(とちゅうちゃ)生薬としての杜仲は樹皮ですが、杜仲茶はその葉っぱが使われています。
  • 独活(うど)春の山菜として親しまれている独活。生薬としても重宝されてきました。

全6回に渡ってお伝えしました身近な食べ物や中医学の知恵で体を整える養生法、いかがでしたでしょうか?私たちは日々何かしら口にすることで、その食べ物から元気に生きていくためのエネルギーをいただいています。食と薬を分けて考えず身近な食材で手軽に体調を整える、これぞまさに「食でのお手当=薬膳」の考え方です。このコラムでご紹介した中医学&薬膳的温活術で、ますますイキイキとお元気にお過ごしくださいね!

profile 赤堀真澄先生

国際薬膳学院 学院長
国際中医師 和学薬膳®博士 薬膳料理研究家

香港在住中に香港大学專業進修學院にて中医学基礎講座、中薬学講座修了。

帰国後は漢方スクールやカルチャーでフリーランスの薬膳講師を務める傍ら漢方臨床現場での薬膳商品開発に関わる。2014年大阪市北区に国際薬膳学院を開校。日本人の食文化やライフスタイル、体質に合った和学薬膳®理論を提唱、初心者からプロ育成までの幅広い講座を開講中。

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