ステキなあなたのしあわせ養生 くらしの温活術

国際薬膳学院学院長 赤堀真澄先生によるコラムです。日々のくらしに取り入れることのできる「温活術」を紹介しています。

ステキなあなたのしあわせ養生 くらしの温活術

Vol4.:冷房病や夏バテ改善 夏冷えに効く「体のツボ」のお話

今回は冷房病や冷たいものの摂りすぎによる夏の冷えを予防・改善するためのツボ療法のお話です。
夏冷え対策には@消化能力の働きを高めることA巡りを良くすることの2点が必須です。胃腸の働きを整え、食べたものからしっかり元気のエネルギーを作り出し、また自律神経の働きを整えて巡りを良くして水分の偏りを改善してみましょう。

首のツボ大椎(だいつい)・・・(疏風散寒・そふうさんかん) うつむいたときに出る首の骨のでっぱりのちょうど下のくぼみにあります。冷気で体が冷えた時に押すと、めぐりをよくして寒気とこわばりを取ります。手を後ろに回し、少し強めにグリグリと押しながら回すと効果的。中国では風邪引きにはこのツボの周辺を陶器のレンゲやスプーンの背でこすって治します。大椎(だいつい)

手のツボ手三里(てさんり)・・・(調理腸胃・ちょうりちょうい) 腕の肘を曲げた時のしわから手首側に指三本のところにあります。ツボの名前の里は「胃」を表し、胃の重たさ、お腹のハリや吐き気、下痢を改善して消化能力を高めます。反対側の手の親指で肘の下を掴むように押します。合谷(ごうこく)・・・(疏風解表・そふうげひょう) 両手の親指と人差し指の交わる付け根にあります。上半身の痛みを取る万能ツボです。冷えて肩や首がこる、頭痛、歯痛などにも使われます。体表にとりついた寒気と邪気を飛ばしてくれます。人差し指と親指をL字に開き、
もう片方の親指と人差し指でツボをはさんでもみほぐします。
手三里(てさんり) 合谷(ごうこく)

足のツボ足三里(あしさんり)・・・(健脾和胃・けんぴわい) 両足のひざ下のむこうずねの外側にあります。体がだる重く感じる時に押すと、気力体力を回復させます。胃腸の働きを高めて体内の水はけを改善。冷たいものの摂りすぎで胃が重く感じる時やお腹を壊している時に最適なツボです。膝のお皿の下から指4本分下の太い骨の上にあるので、押す足と反対側の手をむこうずねを掴むように添え、親指でぐっと押します。 三陰交(さんいんこう)・・・(調和気血・ちょうわきけつ) 両足の内くるぶしから指四本分上にあります。肝・腎・脾の三つの内臓の経絡が交わることから「三陰交」と呼ばれています。気血水全ての巡りを改善して足のむくみと冷えを取り、下半身の重だるさを解消するツボです。前からすねの下を掴むように三陰交に親指を当て、ゆっくりと優しく圧をかけて押します。足三里(あしさんり) 三陰交(さんいんこう)

profile 赤堀真澄先生

国際薬膳学院 学院長
国際中医師 和学薬膳®博士 薬膳料理研究家

香港在住中に香港大学專業進修學院にて中医学基礎講座、中薬学講座修了。

帰国後は漢方スクールやカルチャーでフリーランスの薬膳講師を務める傍ら漢方臨床現場での薬膳商品開発に関わる。2014年大阪市北区に国際薬膳学院を開校。日本人の食文化やライフスタイル、体質に合った和学薬膳®理論を提唱、初心者からプロ育成までの幅広い講座を開講中。

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