ステキなあなたのしあわせ養生 くらしの温活術

国際薬膳学院学院長 赤堀真澄先生によるコラムです。日々のくらしに取り入れることのできる「温活術」を紹介しています。

ステキなあなたのしあわせ養生 くらしの温活術

Vol.2:体を温める食べ物とは?私にもできる毎日の温活薬膳ごはん

食材の中には体を温めたり冷やしたりするものがあるということをご存じでしょうか。薬膳では身近な肉や魚、野菜や果物など、食べ物にはそれぞれに五性※1(熱性・温性・平性・涼性・寒性)と呼ばれる食材の性質があると考えます。これらの特性を活かして、普段から冷えを感じる人や寒い時期に、体を温める「熱」と「温」に分類される食材を意識して積極的に摂ってみましょう。そうすると毎日のごはんを温活薬膳ごはんにすることができます。今回はその具体的な温活食材と調理法のお話です。

まずは身体を温める食品を知りましょう

薬膳では、主に南国で採れるものに体を冷やすものが多く、北方で採れるものに体を温めるものが多い、とされていますが、例えば黒砂糖のように南国で採れるが温素材と考えるものがあるなど、当てはまらないものも多々あります。次に紹介している食材は「熱性」「温性」に区分されるものです。これらを普段の食事に積極的に摂り入れてみましょう。

穴子、あじ、いわし、サバ、エビ、鮭、ラム肉、鹿肉、牛肉、鶏肉、かぼちゃ、玉葱、いんげん豆、金柑、さくらんぼ、桃、らっきょう、紫蘇、蕪、松の実、クルミ、栗、シナモン、にんにく、生姜、ネギ、赤ワイン、カカオ、胡椒、日本酒、酢、唐辛子、もち米、米麹など

*引用元 - 現代の食卓に生かす「食物性味表」薬膳ハンドブック(日本中医食養学会)

冷えタイプ別あたため調理法で温活ごはん作りを実践!

食材は生で食べるよりも加熱調理をすることで、体を温める力が一層増します。火を通す調理法の中でも特に「茹でる、煮る、蒸す、焼く」について適する冷えタイプをご紹介します。

毎日の温活ごはんの実践には、今回ご紹介した体を温める食材と調理法を積極的に取り入れてください。もちろん前回ご紹介した「冷蔵庫で飲み物を冷やさない・飲み物に氷を入れない」も併せて実践してみてくださいね!

  • ※1五性
    食べ物には体を温める性質と冷やす性質があるとする薬膳の考え方。食べ物がもたらす作用により熱・温・平・涼・寒の5つに分類をします。「熱」「温」に分類される食材は体を温め、エネルギーを生み出すと考えられています。
  • profile 赤堀真澄先生

    国際薬膳学院 学院長
    国際中医師 和学薬膳®博士 薬膳料理研究家

    香港在住中に香港大学專業進修學院にて中医学基礎講座、中薬学講座修了。

    帰国後は漢方スクールやカルチャーでフリーランスの薬膳講師を務める傍ら漢方臨床現場での薬膳商品開発に関わる。2014年大阪市北区に国際薬膳学院を開校。
    日本人の食文化やライフスタイル、体質に合った和学薬膳®理論を提唱、初心者からプロ育成までの幅広い講座を開講中。

  • 今回ご紹介した温める食材を週2〜3回は取り入れてみましょう

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